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人物の写真を撮る時、位置やサイズも重要ですが、背景も大事です。屋外か屋内でも撮り方は変わってきます。もちろん照明や天候にも左右されます。
天候が悪いときや暗いときは照明を足したり、背景がごちゃごちゃしているところを避けるなど、撮影場所の状況をよく見て、調整する必要があります。
自然な姿を写したいと考えるのであれば、カメラを構えるスピードを短くすることです。やはり、カメラを構えられてしまうと、被写体となる人物は、表情をつくり、そしてポーズをつくり「写るための姿」に構えてしまいがちだからです。カメラを構えたらできるだけ早くシャッターを切る。そうすることで、相手に緊張感や、不自然なプレッシャーを与えることなく撮影することができるでしょう。
また、ある程度ポーズをつけて撮影する場合ですが、フラッシュの使用をやめてできるだけ自然光を入れて撮影することもポイントです。プライベートでの撮影において、カメラに付属されているフラッシュを使用するよりも、できる限りの自然光を入れて撮影をする方が、被写体の発色はより美しくなります。
そしてとても重要なのは構図です。たとえば顔のアップを撮りたい場合、頭のてっぺんまでを写す必要はありません。プロが撮影した写真を見るとよくわかりますが、頭頂部ギリギリで切れていることも多いです。あくまで撮りたい場所がキレイに写ることを重視してください。
また、これは意外に皆さん忘れがちですが、被写体の人物を動かして、一番キレイに映る角度に調整することも重要です。
デジタルカメラなら撮り直しができるので、いろいろな撮り方で撮影して楽しく練習してみましょう。