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写真の撮り方講座

写真、カメラのビジュアルコー

写真を撮るということは思い出作り・記録など目的は様々です。

一昔前に写真を撮るというと、カメラ、フィルムを用意して万全に備えていました。そしてフィルムの枚数にも限りがあるのでむやみに撮るのではなく、1枚1枚のシャッター回数がとても貴重でした。

またフィルムを現像に出して、実際に撮った写真を見るまでというのは時間はとても待ち遠しいものでした。 しかし、現在はデジタルカメラの普及や携帯電話にカメラがついていてあたりまえ、フィルムの代わりに本体や大容量のメモリーカードに記録ができ、撮ったその場で確認ができるので撮り直しもできます。

時代が変わってカメラがとても身近なものになり、よりいっそう写真を楽しむ人が増えています。
むしろ、小さな子供が親の携帯カメラのシャッターを押したり、その場ですぐにSNSなどで友人たちに配信してみんなで共有したり、楽しみ方は無限大に増えていっています。

ただ時代がどんなに代わっても、共通して言えるのは今いる風景・表情といった一瞬の思い出を残せるということです。そして時間が経っても、その時の思い出として振り返ることができるのです。それが写真を撮るということの最大の楽しみであり、最大の魅力なのです。

一眼レフカメラの基本

写真の基本は適量な光をカメラ内にレンズ通して取り込み、撮像素子に対象物を結像させるという事です。
その際、光の量を調整する要素はレンズの絞りとシャッタースピードです。
カメラのオート機能に頼るのなら、とりあえずこれらの事は考えなくても写せます。
絞りを絞るほど被写界深度が深くなり(ピントが合う範囲が広くなり)、シャッタースピードが早くなるほど、動いている物をはっきり写し止める事ができます。
バックがぼやけた印象的な花の写真は絞りが開いた写真、流れ落ちる滝の水が糸のように見えるのはシャッタースピードの遅い写真です。

そしてどのように対象物を切り取るのかを考えます。
構図にとらわれず切り取るのもひとつの方法ですが、何かを表現したい場合にそれに合った構図を考えてみます。写したい物をどこに置くのがいいのか考えてみましょう。
大きく写すのか、小さくポツンと写すのか、画面の中央に置くのか、右か左か、上か下か・・・。
それだけ写すのか、何かと一緒にうつすのか・・・。考え続ける事が上達の秘訣です。

画像が見た目に近い色で撮影されるようにすることをホワイトバランスを合わせるといいます。
ホワイトバランスも最初はオートにしておけば、カメラがそれぞれの光源に合った調整をてくれます。
わざと合っていないホワイトバランスにして、印象的な色を出すという事もできるので勉強してみてください。

人物の撮影

人物の写真を撮る時、位置やサイズも重要ですが、背景も大事です。屋外か屋内でも撮り方は変わってきます。もちろん照明や天候にも左右されます。
天候が悪いときや暗いときは照明を足したり、背景がごちゃごちゃしているところを避けるなど、撮影場所の状況をよく見て、調整する必要があります。

自然な姿を写したいと考えるのであれば、カメラを構えるスピードを短くすることです。やはり、カメラを構えられてしまうと、被写体となる人物は、表情をつくり、そしてポーズをつくり「写るための姿」に構えてしまいがちだからです。カメラを構えたらできるだけ早くシャッターを切る。そうすることで、相手に緊張感や、不自然なプレッシャーを与えることなく撮影することができるでしょう。

また、ある程度ポーズをつけて撮影する場合ですが、フラッシュの使用をやめてできるだけ自然光を入れて撮影することもポイントです。プライベートでの撮影において、カメラに付属されているフラッシュを使用するよりも、できる限りの自然光を入れて撮影をする方が、被写体の発色はより美しくなります。

そしてとても重要なのは構図です。たとえば顔のアップを撮りたい場合、頭のてっぺんまでを写す必要はありません。プロが撮影した写真を見るとよくわかりますが、頭頂部ギリギリで切れていることも多いです。あくまで撮りたい場所がキレイに写ることを重視してください。

また、これは意外に皆さん忘れがちですが、被写体の人物を動かして、一番キレイに映る角度に調整することも重要です。
デジタルカメラなら撮り直しができるので、いろいろな撮り方で撮影して楽しく練習してみましょう。

写真館での撮影

現代社会で着物を着る機会はそう多くはありません。お祝い事の七五三や成人式などが挙げられますが、社会に出て着物を着る機会といえば冠婚葬祭が主になってきます。ですが着物といえばまず振袖と留袖に大きく分けられますが、見た目の違いで言うなら袖が長いか短いかでしょう。振袖は未婚女性の礼装で、結婚式などに招待されて独身であれば振袖で出席すると華やかになり喜ばれます。振袖は見た目も鮮やかでもちろん色やデザインも豊富です。

ですが既婚女性にとっての礼装は留袖で、既婚者らしくシックで落ち着いたデザインが多いです。例えば黒留袖などは結婚式でも自分自身の立場が身内であり、また仲人のように重要な役割の時に着る着物であり格式があります。振袖も結婚して着られなくなった場合は袖を切って色留袖にする方も多いようです。ですが成人式で着た着物は想い出が多く、袖を切るには忍びない場合は自分の子供の為に残しておくのも良いかも知れません。

着物は代々引き継がれて着ることができる素晴らしい物です。また日本伝統の素晴らしい物ですので、古くなってしまったとしても仕立て直しもできるので非常に優れた衣類と言えます。独身でも既婚でも着物を素敵に着こなしたいものです。

先日、知人に「子供いくつになったんだっけ?」と聞いたら、「今年で5歳だから七五三の営業が多くて」と言ってました。管理人はまだ独身ですから、そんなに営業が来るんだなあと初めて知りました。最近では、貸衣装、写真館、その他お宮参りの神社からも七五三の営業葉書がきているそうですよ。一般的に5歳の時しかお宮参りや写真は撮らないというのは知ってましたけど、そんなに営業が来るとは知りませんでした。

その中から選べばいいんじゃないかと聞いたら、多すぎてよく分からないと言ってましたので管理人が仕事でお世話になってる写真館を教えてあげました。こちらのルージィアンドデイジーの七五三写真を見たことがあるのですが、貸衣装もフルセットで記念撮影してくれるんですね。こんなにおめかしして撮るんだとしきりに感心したものです。「雑誌みたいな仕上がりになるよ」と教えたら知人も興味を持ったようで、調べてみると言ってました。一生に一度のことでしょうから、いい記念写真が残せる手伝いができて良かったです。

動物の撮影

風景や人物写真とは異なり、動物を被写体とした撮影はなかなか難しいものです。中でも特に難しいのが人間に慣れていない野生の動物を撮影する場合です。野生の場合、近づきすぎてしまえば警戒心を持たれ逃げられてしまいますし、季節や場所によって表情は様々に変化します。

いきなり撮影を開始するのではなく、まずは被写体となる動物をよく観察することから始めてみましょう。活発に行動する時間帯はいつなのか、何を食べるのか、どのような地形を好むのか、季節によってどういった行動をとるのか、ひとつひとつの情報がその被写体を上手に撮るための材料となります。

また、図鑑や関連書籍を合わせて読むことも大事なことです。優れた動物写真家の中には、生物学者よりも博識な人というのも決して少なくはありません。被写体のことをよく学ぶことで、どう撮影したら被写体が輝く写真が撮れるのかを彼らは知っているのです。

そして大事なこととして、野生のものは周囲の自然があってこそ意味を持つことを忘れてはいけません。例えば被写体に鳩を選らんだとして、全身が写るだけのアップで撮影するよりも、背景に森が広がり緑に囲まれたところで撮影をすれば、それだけでただの鳩にも物語を持たせることが出来ます。
どういった自然環境の中で暮らしているのか、それが伝わるような撮影を心がけることも重要な要素なのです。

風景の撮影

普段、何気なく見ている景色も、写真にしてみると別の一面が見え、楽しいものです。

風景を上手に取るコツは、構図の取り方にあります。写真を撮る時は、つい自分が立っている目線のままにシャッターを押してしまいがちですが、少ししゃがんでみたり、足場を使って高い位置から取ると、同じ風景でもがらりと印象が変わります。特に、低い位置からの構図では、高いものはより高く見え、迫力を増した写真をとることができるでしょう。

また、ライトアップされた光景など、暗い場所では、いくら手振れ補正を使っていてもぶれてしまう事が殆どですので、夜景をとりたい場合には、なるべく三脚を使用するか、あるいはどこかにカメラを置き、タイマーを使ってとることをおすすめします。

多くのデジタルカメラでは、専用のモードがありますので、慣れないうちはそういったカメラの機能を使ってとることもポイントのひとつです。カメラによっては、セピア色、白黒などのモードもあり、そういった色味を変える機能を使うのも印象的な1枚をとる方法のひとつといえるでしょう。スマートフォンでは、さらに多くのフィルターという、加工機能のあるアプリもありますので、お気に入りのアプリを見つけるのもいいでしょう。

まずは、写真をとることを日常にすることが、上達の一番の近道です。周りをよくみて、その中で視点を変える事を念頭に、どんどんとってみましょう。